地震の際に建物への影響が軽減されるよう、
揺れを抑える制振構造とし、
地震エネルギーを吸収する
制振ダンパーを採用。
また、計画地の地盤に応じた
強固な杭基礎構造も採用しました。
建物の主要構造部には、
強度・耐久性があるコンクリートを使用し、
日々の暮らしに安心感をもたらす
設計をしています。
地震の際に建物への影響が軽減されるように、地震エネルギーを吸収する制振ダンパーを要所に設置しました。
エネルギー吸収部に低降伏点鋼を使用した間柱型の制振装置(ダンパー)を設置。変形能力の高い鋼材である低降伏点鋼に地震エネルギーを吸収させることで、建物の揺れを低減します。
耐震性能の検証にさまざまな地震の揺れを想定した振動応答解析を行って安全性が確認されています。そのうえで、十分な耐震性能を保有していることが認められ、国土交通大臣より認定を受けています。
「エクセレント ザ タワー」は、長谷工コーポレーションと新日本建設による共同施工。
長谷工コーポレーションは、大規模やタワーなどの様々な分譲マンションや、ホテル、ビル、物流施設を手掛ける総合建設会社。新日本建設は、自社分譲マンション開発の他、マンションや公共施設、ホテル、物流施設などの建設も幅広く行っています。「千葉駅西口地区第二種市街地再開発事業(B工区)」も手がけました。
首都圏の施工会社ランキングで、長谷工コーポレーションが1位、新日本建設が2位を獲得。
総武線沿線※1の施工会社ランキングで、新日本建設が1位、長谷工コーポレーションが2位を獲得。
総武線沿線※1のマンション供給ランキングで、新日本建設が1位。首都圏でも4位にランクイン。
総武線沿線※1の管理会社ランキングで、新日本コミュニティーが1位を獲得。
基本構造
建物の強度と、地盤の強さ、そして建物と地盤をしっかり一体化させる基礎がなければ、マンションはその耐久性・耐震性などを発揮することはできません。そのために、「エクセレント ザ タワー」では設計にあたり、地盤の特性や許容支持力を正確に把握するために、敷地調査と標準貫入試験など地盤調査を実施。地質や地盤の固さの確認を行いました。そのデータに基づき、安定した支持力を得るのに必要な基礎構造を決定しました。
安定した支持層まで場所打ちコンクリート杭を構築しています。杭はその先端を拡げることで大きな支持力を得られる拡底杭を採用しています。
建物の主要な柱において、帯筋として継目を溶接した溶接閉鎖形の高性能なせん断補強筋を採用しています。一般的に利用されることの多い帯筋に比べ、せん断力(部材と直交方向にずれようとする力)に対する補強効果が高く、柱の耐震性が向上。さらに、大きな地震の際に生ずる強力な押し潰しの力に対しては、コンクリートを拘束する役目を果たすことで、柱の抵抗力を保ちます。
※一部除く。
建物主要構造部のコンクリート設計基準強度を、1㎡あたり最大約7,000トンの圧縮にも耐えるコンクリートを採用しています。
※主要構造部のすべてがこの強度ではありません。
コンクリートを劣化させる原因となるコンクリート内部の鉄筋の錆を防止するために、鉄筋を包むコンクリートの厚さ(かぶり厚)を十分に確保。高い強度を保てるよう配慮しています。
天井や床のコンクリートスラブと仕上げ材の間に空間を設けた二重床・二重天井構造とすることで、リフォームやメンテナンスが容易になる構造としました。
※一部除く
隣戸への遮音を配慮して、住戸間の界壁(戸境壁)は耐火・遮音性能の認定を受けた壁厚約136mm・音響透過損失等級/TLD-56の乾式耐火遮音間仕切壁を採用しています。
外部に面する壁はALC壁を採用。さらに、外部に面する壁・柱・梁の内側に約20mmの断熱材を吹き付けた上で、約9.5mmのプラスターボードを貼っています。
水まわりに直接面する居室の壁の内部には、厚さ約40mm(32kg/㎡)のグラスウールを充填しています。
気密性が高いマンションにおいて、常に一定量の換気を行うことが快適に生活するために必要です。そのために、住まい全体に自然な空気の流れを作りつつ、湿気が篭りやすいユニットバス・トイレ・洗面室には扉のガラリやアンダーカット等によってスムーズな空気循環を生み出す3室換気により、24時間微風量換気システムを装備しています。
住宅性能表示(劣化の軽減に関すること)において、「エクセレント ザ タワー」は「劣化対策等級3」を取得。構造体コンクリートでの水セメント比(セメントに対する水の比率)を50%以下(杭を除く)に抑えています。
※劣化対策等級3とは
通常想定される自然条件及び維持管理条件下で、三世代(おおむね75~90年)まで長持ちをする対策が講じられたことを意味する等級。このことで、構造躯体等に関わる大規模な改修工事を必要とするまでの期間を伸張できます。
マンションの性能が等級や数値等で分かりやすく表示されます。「設計住宅性能評価書」は取得済みで、「建設住宅性能評価書」は取得予定です。
接着剤や合板に含まれ、シックハウス症候群の主な要因とされている化学物質・ホルムアルデヒド。「エクセレント ザ タワー」では壁紙と壁紙に使う接着剤、クローゼットなどの素材となる合板とパーティクルボード、フローリングやキッチンキャビネット等はF☆☆☆☆にするなど、人体にやさしい建材を採用しています。
防災対策
万一の災害時に備え非常用飲料水生成システム「WELL UP(ウェル アップ)」を採用しています。
AED
(自動体外式除細動器)
かまどベンチ
防災トイレ
防災倉庫
災害時などの停電時でも約30時間エレベーター(一部)や給水ポンプ(停電+火災時は使用不可)、共用照明(一部)を稼働することができる自家用発電装置を導入。重要なライフラインの確保に努めています。
災害時のコミュニティ活動の拠点となる共用部で、停電時でも照明が使えるよう配慮。夜間などの不安な状況でも、一部灯りが点くことで安心感につながります。
1階の中央管理室のトイレは、水道局直結給水なので停電時でも使用可能です。
万一の水害などに遭った際も、停電を防ぐべく1階ではなく2階に電気室を設計しています。
災害時に停電になった際は非常用発電機が作動します。そして災害防災拠点の電気設備や共用部の保安照明などへ電力を供給。非常用発電設備の備蓄燃料は法定量以上を確保します。
エレベーターには地震管制装置と火災管制装置を装備。停電時には専用バッテリー電源により最寄りの階へ着床運転を行います。さらに天井の停電灯が点灯するとともに、停電時でも作動するインターホンで外部と連絡をとることができます。また、「エクセレント ザ タワー」では全てのエレベーターに耐震クラスA14仕様のエレベーターを導入し、安全性を高めています。エレベーター内はプラズマクラスターイオン発生装置により空気を清潔に保ちます。